ゴミ捨ての習慣

 

 

アディスアベバ

ゴミが道路にたくさん捨てられていて

 

とーーーっても汚いです。

 

道端にペットボトル、ティッシュ、紙切れ、食べ物の残り、ビニール袋、お菓子の箱

などなど。

 

ありとあらゆるゴミが捨てられています。

 

道を歩いていると

前を歩いているおじさんがポイっと道にゴミを捨て

子どもがお菓子を食べ終わった袋をその辺にポイッと捨て…

 

そうしてたまったゴミたちは雨に流され排水口にたまり

雨がたくさん降ると排水口から排水されるはずの水が

ゴミがつまって排水されず道路が洪水に…。

 

 

ゴミをゴミ箱に捨てる

という、習慣が身につくだけで

街がきれいになり、排水口が役割を果たす。

二つもいいことがあるのに…

 

ゴミ箱にゴミを捨てるなんて、

とっても簡単なことじゃないか!!!

と思ってしまいます。

 

けれど

ゴミをポイ捨てする中で生まれ育っていたら…と考えたらどうでしょう?

 

ゴミが落ちていることが普通で

ゴミが落ちていないきれいな街を知らないのです。

 

エチオピア人の多くは

ゴミをゴミ箱に捨てるという習慣がないのです。

 もちろんゴミだらけの街と、ゴミがなくてきれいな街

どっちがいい?と考えてみると

そりゃあ、きれいな街をえらびます。

けれど、彼らにとってポイ捨ては無意識の習慣。

習慣はなかなかすぐに変えられるものでもありませんよね。

 

気がついたそのときから

コツコツ意識しながら習慣付けるしか無いのです。

 

私のボランティア活動の中でも

関わるエチオピア人には

ゴミはゴミ箱へ。

と、この一年半ずーっと言い続けていますが

なかなか習慣にはなりません。

特に大人は、無意識にごみをポイポイ捨てていきます。

 

人の暮らしの何かを変えるってとっても大変なこと。

けれど、少しずつでもやっていけば必ずいつか成果に結びつくだろうと

信じてコツコツやっていくしかないですね。

 

最近エチオピアの街中にゴミ箱が設置されるようになりました

 

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設置されて間もないゴミ箱ですが

もうすでにゴミ箱の周りがゴミだらけ!!

あと一歩でゴミ箱なのに!!

 

 

けれど、こんなふうにゴミ箱が身近にある、ということが

ゴミ箱にゴミを捨てる

という習慣を身につけるきっかけの第1歩だと思います。

 

数年後のエチオピアの街は

もしかしたらゴミが一つも落ちていないきれいな街になっているかもしれないし

もしかしたらゴミだらけの街のままかもしれないし

もしかしたらもしかしたら

新しいアイディアでゴミが出ない工夫がされた街になってるかもしれないし…?

 

どうなっているのかな~??