万能「Taffa」
エチオピアに来てから
アムハラ語というエチオピアでしか使われていない言語を
使うようようになりました。
エチオピアは英語はまぁまぁ通じますが、
アムハラ語の方がもちろんやり取りがしやすく
私の活動先の方々は英語がほぼ通じず
アムハラ語のみでのコミュニケーションになるので
毎日勉強です。
このアムハラ語、
とーーっても語彙が少ないように思います。 いや、もしかしたら、
日本語が語彙が多すぎるだけで
ほかの言語も少ない語彙で十分なのかもしれないけど・・・・。
例えば、日本語で
①無くなった
②停電
③断水
④忘れた
⑤品切れ
⑥「久しぶり!」
これらの意味をアムハラ語ではすべて「TAFFA」(タッファ)と表現します。
まぁ、意味しているもの、起きていることは 元々あったものが消えるという内容ではありますが、
万能すぎるなぁ・・・タッファ。
普通の会話の中で
「あ、こういう場合もタッファが適用されるのか!」
とびっくりすることが多々。
こんな万能な単語がほかにもいくつかあるので、
日本って、なんてたくさんの語彙がある国なんだろう・・・と
逆に思ってしまいます。
日本語を操っている日本人はすごいなぁ・・・と。
ちなみにエチオピアのアムハラ語は
実はすごい言語で、 他のアフリカ諸国と違い「フィダル」と呼ばれる独自の文字を持っています。
なので、私たちが普段見慣れているファンタも ここエチオピアではこんなパッケージ。
街の中にもこんな文字があふれています。
独自の文字を持つがゆえに、
識字率もアフリカ内では高いのだとか。
私も少しずつ覚えてきて、
街を歩きながら看板をブツブツ読み上げています。
ひらがなを覚えようとする幼児のように
文字をお勉強中です。
これが、文字の一覧。
フィダル文字初心者の私には
このフィダル表が欠かせません!